■アレルギー性鼻炎・花粉症とは
アレルギーとは、ある物質に対して体が過剰な反応を起こすことです。
特にスギなどの花粉によって引き起こされるものを花粉症といいます。
アレルギー性鼻炎の原因は、花粉以外にもダニやハウスダストなどがあります。
アレルギー性鼻炎では、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりが起こります。
【正常な鼻孔】 【炎症を起こした鼻孔】 粘膜が腫れ、空気の通り道が狭くなっている
■レーザー治療
レーザー治療は、炎症を起こし腫れた粘膜を蒸散・変性させることで空気の通りを良くします。
また、レーザー照射した後の皮膚はアレルゲンに対し反応しにくくなります。
当院では痛み・出血の少ないCO2レーザーを使用しています。
個人差はありますが、ダウンタイムが少なく非常に効果が期待できる治療法です。
Q.手術時間は?
A. 約15分程です。
Q. どんな麻酔をかけるの?
A. 鼻粘膜にスプレー麻酔をします。また施術を楽に受けて頂く為、静脈麻酔(うとうとと眠った状態)でお受け頂けます。
Q. 誰でも受けられるの?
A. 副鼻腔炎などアレルギー以外の病気による鼻づまりは適応外です。
Q. 絶対に良くなりますか?
A. 最低でも6カ月~2年間は全ての方に効果を実感して頂けます。
症状が強い方は年に1回お受け頂く事により、花粉の時期など楽に過ごして頂けます。
Q. 効果の持続期間は?
A. 約2年間が目安です。
Q. 副作用はありませんか?
A. 術後3~4日は、一時的に鼻炎や鼻閉塞がでる場合があります。
■注射
ステロイド注射を、鼻粘膜に直接注射する方法です。
1回の注射で半年~1年間程症状を抑える事ができます。
年に1回、花粉の季節だけ症状が重くなる方にお勧めの治療法です。
※ステロイド注射は年に1~2回であれば、副作用の心配はありません。
■処方薬
症状に合わせて、抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬・ステロイドの内服薬・点眼薬・点鼻薬を処方します。
■施術までの流れ
院長の診察
鼻粘膜の診察を行い、適した処置方法をご説明致します。
お薬処方の場合、受付にて処方箋をお受け取り頂き、すぐにお帰り頂けます。
全ての治療が保険適応となりますので、必ず保険証をご持参ください。
施術
◆注射
施術時間は約5分とお考えください。
処置後すぐにお帰り頂けます。
◆レーザー治療
【麻酔】
鼻粘膜にスプレー麻酔をします。眠った状態でお受け頂けるよう、静脈麻酔も併用します。
【施術】
下鼻甲介の粘膜にレーザーを照射し粘膜の機能を抑え、その結果鼻水や鼻閉塞を和らげる治療です。
【施術後】
鼻腔から出血を止めるために綿球を詰めます。
1~2日は強く鼻をかむと血が混ざる事があります。
術後3~4日は、一時的に鼻炎は鼻閉塞が出る場合があります。