気になるわきの臭い、もしかしてワキガ？その仕組みと対処法をわかりやすく解説

ワキガとは？
ワキガとは、脇から特有の強い臭いがする体質のことです。医学的には「腋臭症（えきしゅうしょう）」と呼ばれます。

脇のにおいは人によってさまざまですが、日本人の脇のにおいは、以下の7つのタイプに分けられます。

• ミルクタイプ
• 酸タイプ
• カレースパイスタイプ
• カビタイプ
• 蒸し肉タイプ
• 生乾きタイプ
• 鉄タイプ

この中でも酸タイプ、カレースパイスタイプは臭いが強い傾向があります。
特にワキガのにおいとして多いのは、酸タイプの一種としての硫黄臭、脂肪酸臭、そしてカレースパイス臭の三種類です。これらはまじりあっている場合もあり、臭いの強さにも個人差があります。

このようなワキガのにおいの原因は、私たちが普段かいている汗にあります。

ワキガの原因になる汗
私たちは普段、汗をかきますよね。この汗には、大きく分けて2種類あるんです。
一つは、体温を調節するために出る汗。これはエクリン腺という汗腺から分泌される汗で、主に水分でできています。もう一つが、ワキガの原因となるアポクリン汗腺から出る汗です。

アポクリン汗腺の汗は、タンパク質や脂質を多く含み、ベタベタしています。この成分が皮膚の常在菌と反応することで、独特なニオイを発生させているのです。

アポクリン汗腺とは
アポクリン腺は脇の下など、特定の場所に多く存在しています。
耳にも存在する汗腺であるため、耳垢が湿っている人はワキガの可能性が高いということが言われています。

また、このアポクリン腺の本数は生まれつき決まっており、成長の過程で増えたり減ったりすることはありません。