ピアスの穴あけができる病院は何科?皮膚科だけじゃないって本当?
目次
ピアスの穴を開ける「ピアッシング」はセルフでもできますが、病院で開けることを検討している方も少なくありません。「ピアスの穴あけを病院でするとしたら何科に行けばいいの?」「皮膚科以外でピアス穴を開けてもいいの?」など、どの診療科へ行けばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。今回は、何科でピアスの穴を開けられるのかだけでなく、病院選びのポイントを解説します。
ピアスの穴あけができる病院は何科?
ピアスの穴あけは何科であっても実施できます。「○○科しか実施してはいけない」という決まりもないため、どのような診療科であっても病院が対応していればピアスの穴あけは可能です。ピアスの穴あけというと、皮膚科や美容外科をイメージする方が多いかもしれません。しかし、形成外科や産婦人科などの診療科でも実施されています。
皮膚科
皮膚科は、皮膚や爪などの病気を扱う診療科です。皮膚科のなかには、美容皮膚科といって、シミやたるみなど審美上の問題を解決する診療科もあります。皮膚科や美容皮膚科ではピアッシングがよく行なわれています。
美容外科
美容外科は、美容整形など外見をよくするための手術を行う診療科です。美容皮膚科と美容外科を掲げている美容クリニックも少なくありません。美容医療とともに、ピアッシングをメニューとして提供している病院も多く見かけるはずです。
形成外科
形成外科は、先天的あるいは後天的な身体の機能や外見の異常を手術で改善する診療科です。形成外科医は、創傷外科や美容外科など幅広い専門知識をもっていることから、ピアスの穴開けを扱っている病院もあります。
整形外科
整形外科は、骨や関節、筋肉や腱、神経などを対象とした診療科です。整形外科とピアッシングのイメージが結びつきにくい方もいるかもしれませんが、ヒトの身体の構造を熟知した医師がピアス穴を開けてくれます。
耳鼻咽喉科
ピアスを開ける位置といえば、耳や鼻がおおいのではないでしょうか。耳や鼻の診療に慣れている耳鼻咽喉科の医師がピアス穴を開けてくれることもあります。
産婦人科
女性のおしゃれの一つとしてピアス穴を開けるケースが多いため、一部のレディースクリニックではピアッシングを行なっていることもあります。
ピアスの穴あけに適した病院の選び方
ピアスの穴あけを扱っている病院であったとしても、適している病院かどうかはわかりません。どのような病院であれば、ピアスの穴あけを任せられるのでしょうか?ピアスの穴あけに適した病院の選び方をお伝えします。
複数の穴あけ方法に対応している
ピアスの穴あけ方法には、ピアッサーやピアスガン、ニードルがあります。ピアス穴を開ける部位や、個人差によってどの方法で開けるのが最適かは異なります。一つの方法しか対応できない病院よりは、複数の穴あけ方法に対応している病院を選んだほうが、希望の部位に適した方法でピアッシングしてもらえるでしょう。また、ニードルの扱いに慣れている医師の穴あけであれば、ピアッサーやピアスガンよりも痛みを抑えられるなどのメリットもあります。
ピアッシングの実績が豊富
ピアッシングが可能と掲げていても、実績がなかったり少なかったりする病院は避けたほうが無難です。医師が慣れているかどうかで、仕上がりが変わってくる可能性もあります。ピアッシングの実績が豊富な病院を選びましょう。実績がどのくらいあるか確認して受診することをおすすめします。
麻酔が使える
ピアッシングの痛みへの恐怖は誰しも少なからずあるものです。痛みを軽減するために、希望者には麻酔を提供している病院もあります。痛みが心配、怖い、と感じる方は麻酔が使える病院を選んだほうが、施術時の緊張感や不安感が和らぐでしょう。
アフターケアがある
ピアスの穴を開けたらおしまい、という病院はやや不親切です。ピアッシング後の取り扱いやケアを間違えると、化膿したり耳が裂けたりするなどのトラブルになることがあります。ピアッシング後に正しい着け方などを教えてもらえる病院を選びましょう。
ドクターミナガワ渋谷整形の医療ピアッシング
ドクターミナガワ渋谷整形では、美容外科、形成外科、皮膚科治療などの診療を日頃から行なっており、消毒や滅菌などを徹底した安全なピアッシングを提供しています。耳への穴あけは、ピアスガンを使用して一瞬で穴を開けます。滅菌処理がされた医療用ステンレス(またはチタン)製のピアスであれば持ち込みも可能です。ピアスの滅菌処理は当院でも可能(有料)なのでお好きなデザインのピアスをファーストピアスにできます。へそ、唇、眉などのボディピアスにも対応しており、ピアッサーやニードルでの穴あけも可能です。ボディピアスは麻酔をしますが、耳たぶへのピアッシング時も希望があれば麻酔を実施します。「ピアス穴を開けたいけど痛みが不安」とためらっている方は、お気軽にお申し付けください。当院では、他院や自分で開けたピアス穴が伸びて耳たぶが裂けたなどのトラブルにも対応しています。「ピアス穴を開けたい」「ピアス穴を修正したい」という方は、一度ご相談ください。
ピアス穴を病院で開けるメリット
「病院でピアスの穴を開けるのは面倒くさいしお金がかかる」と思っている方もいるかもしれませんが、ピアス穴を病院で開けるのにはそれなりのメリットがあります。
安全性が高い
衛生的な環境でピアッシングが行なわれます。消毒なども徹底されており、細菌感染などのトラブルがおきないよう処置をしてもらえるため、セルフピアッシングよりも安全度が高いのは大きなメリットといえるでしょう。
痛みが少ない
自分でピアッシングをする際に失敗すると、余計な痛みを伴います。ピアッシングに慣れた医師であれば、一瞬で、正確にピアスの穴をあけてくれるため、余分に痛い思いをしなくて済みます。麻酔によって痛みをコントロールできるのも病院でピアス穴をあける大きなメリットのひとつです。
きれいにピアス穴を開けられる
病院で医師にピアス穴を開けてもらうことで、正しい位置にきれいなピアス穴を開けられます。実績豊富な医師が施術すれば、ピアス穴が斜めになってしまうことはまずないでしょう。ピアスのモチーフが変な方向を向いてしまうなど仕上がりに不満が出る可能性が少なくなります。
カウンセリングやアフターケアが受けられる
カウンセリングでは、どの位置にピアス穴を開けるのか、医学的な知見からその場所に開けて問題ないかなどを相談できます。ピアッシングによって想定されるトラブルや予防法なども事前に確認できるため、医師のカウンセリング後にピアスの穴を開けたほうが後悔しにくいというメリットがあります。また、施術後に万が一トラブルが起きたときにもアフターケアが受けやすいのも病院でピアス穴を開けるメリットだといえるでしょう。
ピアス穴を病院で開けるときの流れ
病院でピアス穴を開けるときの流れは病院ごとに異なりますが、大まかな流れを紹介します。
ステップ1:カウンセリング
どの位置に開けたいか、どのような開け方が適しているのか医師と相談します。「もう少し内側の位置が良い」「ピアスガンよりもニードルを使ったほうが良い」など、個人ごとの身体に適した穴あけ方法を提案してもらいましょう。麻酔を使いたい場合は、カウンセリング時に麻酔を希望することを伝えましょう。
ステップ2:ピアスの選択
持ち込みでない場合は、病院で用意されているピアスを選択します。
ステップ3:施術
消毒など衛生に配慮したうえでピアス穴を開けます。穴を開ける前に、ピアス穴を開ける部分にマーキングを行なって位置がズレないようにします。希望や部位によっては、麻酔をしてから施術することもあります。
ステップ4:アフターケア
消毒などをおこないます。ピアスの扱い方や、穴が安定するまでの過ごし方などを指導はよく聞いて、トラブルが起こらないようにしましょう。
病院でピアス穴を開けるときの料金
病院でピアス穴を開ける場合は、保険診療ではなく自由診療です。そのため、全額自己負担となります。病院によって料金は異なるため、ホームページや電話などであらかじめ確認しておきましょう。ピアッシング料金とは別で、消毒代や麻酔代、ピアス代が必要になることもあります。どこまで料金範囲に含まれているかもチェックしておきましょう。
ピアス穴を自分で開けないほうがいい理由
ピアッサーが市販されていることもあり、自分でピアスの穴を開けることは可能です。「病院に行くまでもない」「自分で開けたほうが安く済む」と考えている方もいるかもしれません。しかし、自分でピアス穴を開ける「セルフピアッシング」は、衛生面だけでなく仕上がりの観点からもおすすめできません。なぜ自分でピアス穴を開けないほうがよいのか、理由を解説します。
恐怖心で失敗しやすい
自分でピアッシングを行なう場合は、ピアッサーを一気に強い力で握りしめる必要があります。しかし、ピアッシングに痛みを伴うことは誰でもわかるでしょう。一気に強く握って穴を開けなければいけないことは頭ではわかっていても、恐怖心から一気に握りしめられなかったり、加える力が不十分になったりする方も少なくありません。穴が開けられないまま痛みだけが出て、余計に恐怖心が増すという悪循環に陥ります。失敗したときには対処法がわからず、慌てふためくことにもなるでしょう。そのため、セルフピアッシングはおすすめできません。
開ける位置がズレやすい
自分でピアス穴を開けるときに、思った位置に開けられず、場所がズレてしまうことがあります。ピアス穴を開ける位置がズレる理由としては、そもそも正しい位置を自分で決められないことと、ピアッシング時のミスが挙げられます。解剖学や美容学などの知識を持っていない場合は見た目だけで位置を決めることが多く、開けるときにうまくいかず位置がズレてしまいやすくなります。また、恐怖心や操作時の動きからピアッシング時に決めていた位置からズレてしまうこともセルフピアッシングではありえます。
細菌感染によるトラブル
消毒が不十分なままピアッシングをすると、細菌感染を引き起こすことがあります。「手指をしっかり洗って消毒までしたから完璧」と自分では思っていても不十分なことが珍しくないため、セルフピアッシングはおすすめできません。細菌に感染すると、化膿して痛みが出たり赤く腫れ上がってしまったりすることもあります。化膿した場合は、医師の診察を受けたうえで抗生物質を処方してもらうなどの対処が必要です。
埋没
セルフピアッシングのあとにキャッチを締めすぎるなど不適切な取り扱いをすると、ピアスヘッドやキャッチが皮膚に埋もれるトラブルが起こりやすくなります。埋没した場合は、手術でピアスヘッドやキャッチを取り除かなくてはなりません。さらに、再度ピアスの穴を開けるのは難しくなるでしょう。適切な扱い方や締め具合がわからないのも、自分でピアス穴を開けるのをおすすめできない理由のひとつです。
耳垂裂(じすいれつ)
耳たぶが避けたり破れたりする「耳垂裂(じすいれつ)」は、ピアスを何かにひっかけたり、重たいピアスをつけていたりするために起こるケースが多く見受けられます。セルフピアッシングによって、耳のすぐ際など不適切な位置に穴あけすることも耳垂裂の原因です。重度の耳垂裂や治療を受けないまま放置すると、永久的に耳たぶが裂けた状態になってしまうこともあります。
違法なピアススタジオに注意
ピアスの穴を開ける「ピアッシング」は、医療行為です。医師免許を持たない人が医療行為であるピアッシングを行なうのは、違法行為だといえます。ピアススタジオでは、医師免許を持っていない人がピアッシングをしている場合もありますが、いくら技術が高かったとしても違法行為です。施術する人の知識や安全面への配慮も不透明なうえ、トラブルが起きたときに真摯に対処してもらえない可能性が高く、安心安全にピアス穴が開けられるとはいいがたいでしょう。
まとめ
ピアスの穴開けは医療行為です。セルフピアッシングよりも病院で実施してもらうほうが、安全度が高く、きれいなピアス穴が開けられます。病院がピアッシングのメニューを提供していれば、何科でも開けられます。診療科にこだわるよりも、実績があるか、カウンセリングやアフターケアが丁寧か、麻酔が使えるかといった観点から病院を選ぶほうが、より満足のできるピアッシングができるでしょう。
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