■レックリングハウゼン病とは
・神経線維腫症は、皮膚、神経を中心に人体の多くの器官に神経線維腫をはじめとする様々な異常が生じる遺伝性の病気です。
・神経線維腫症は神経線維腫症Ⅰ型と神経線維腫症Ⅱと呼ばれる2つのタイプに分けられます。 神経線維腫症Ⅰ型は神経線維腫と呼ばれる腫瘍(できもの)や色素斑(しみ)などの皮膚病変が多いタイプで、神経線維腫症Ⅱ型は両側の聴神経の腫瘍を主体として皮膚病変の少ないタイプです。
神経線維腫症の中では神経線維腫症Ⅰ型が多いため、単に神経線維腫症というときにはだいたい神経線維腫症Ⅰ型のことをいいます。
●日本レックリングハウゼン病協会
http://wwww.recklinghausen.jp/about/index_2.html
「レリックハウゼン病とは」
「診断基準について」
■治療について
皮膚の神経線維腫やカフェオレ斑は皮膚科医や形成外科医、発達や成長の心配があれば小児科医、骨格の異常は整形外科医など症状に応じて専門の医師を受診することが必要です。
具体的には、神経線維腫が大きくなって垂れさがったり、出血したりする場合には外科的手術をしてとることもできます。
皮膚のカフェオレ斑はあまり目立たないことが多く、普通は治療の対象にはならないこともありますが、どうしてもというときにはレーザー治療などを行うこともあります。
「症状・治療」について詳しくは「難病情報センター」
http://www.nanbyou.or.jp/entry/122
「レックリングハウゼン病とは」 「患者割合」 「どのような人に多いか」
「原因について」 「遺伝について」 「症状」 「治療法」 「経過」
■診療の流れ
診察
1.現在の状態を確認(診察)致します。
2.除去方法について説明致します。
3.患者様のご希望を伺った上で、治療計画を立てていきます。
「ご希望・不明な点・不安な点等、些細な事でもご相談ください。」
◎ご遠方の方へ◎
レックリングの治療は、保険診療手続きや事前血液検査が必要なので、当日手術は原則受付けておりませんが、通院が難しい方はご相談ください。
近医で検査を行って頂いたり、事前に保険証の写しをお送り頂く等お願いする場合があります。
◆よくある質問◆
・一度に除去できる個数ですが、大きさにもよりますが、5個前後を目安としてください。
血液検査
※手術ご希望の場合には、事前に感染症の血液検査が必要となります。
採血後6か月間は検査結果が有効となりますので、手術日が確定していなくても検査はお受け頂けます。
約1週間ほどで検査結果が出ます。
手術
①除去する線維腫の確認をします。
②線維腫を除去し縫合します。
③軟膏・ガーゼ・テープで保護します。
約30分前後で終わりです。
抜糸
手術後1週間後に抜糸となります。
抜糸にご来院できない方は、抜糸不要な糸で縫合することも可能ですので、初回診察時、または手術前にご相談ください。
■費用
保険診療の為、目安とお考えください。
初診料 | 血液検査料 | 手術料 |
---|---|---|
¥800 | ¥3,000 | ¥10,000~¥14.000 |
※手術料は、除去数、除去部位により異なります。
■カフェオレ斑とは
日本形成外科学会
http://www.jsprs.or.jp/member/disease/nevus/nevus_02.html
「疾患の解説」
「治療法」
「結果」
■診療の流れ
診察
1.現在の状態を確認(診察)致します。
2.除去方法について説明致します。
3.患者様のご希望を伺った上で、治療計画を立てていきます。
患者さんによっても、希望がそれぞれございます。
・初めての治療なので、まずは試しに少数から試してみたい。
・目立つところだけ除去したい。
・なるべく多くのカフェオレ斑を除去したい。
ご希望・不明な点・不安な点等些細な事でもご相談ください。
手術
①位置確認
手術室に入り、除去するカフェオレ斑に印をつけていきます。
②線維腫の除去
レーザーを使って除去していきます。
周囲の組織を創つけることなく、色素細胞のみを熱で破壊させる方法です。
傷跡を残す心配は殆どありません。
痛みもほとんどなく、治療は短時間で終了します(痛みの感覚は個人差あり)。
③アフターケア
除去した箇所を軟膏とテープで保護します。
(ご自身で約1週間続けて頂きます)
以上で手術は終わりです。
除去する範囲にもよりますが、約10分ほどとお考えください。